かにblog

生理が重いADHD20代の生活

なんかの試験に落ちた直後

ある試験に落ちた。たった今、結果の通知書を見た。

 

受験から約一ヶ月経過していたが、正直受験したことはほとんど忘れていた。

しかし、忘れていても、「不合格」という通知書を読むのはなかなか悲しい。条件反射で「不合格」って言葉で傷つく。就活のお祈りメールだって「不合格」ってデカデカと使わないよ。

 

こんなにハッキリ「不合格」を突きつけられたのは大学受験の時以来のように思う。以下、自分の心を守るために言い訳と感想を残しておく。

 

まず、落ちることを全く予想していなかった訳ではない。受験前は根拠のない自信と過去に勉強したことがある分野だったからイケるという思い込みがあった。過去問もそこそこ解けるからイケると思った。

 

その結果、ほとんど勉強しなかった。受験時には、自分の先延ばしと驕りを後悔しながら必死こいて解いた。しかしADHDも炸裂して全然回答も進まない。集中はできないし腕も足もソワソワして机に向かってジッとしていられず、それを自覚すると、焦ってまた回答に手こずる。

とりあえず回答はしたものの、どうしても答えが浮かばず空欄のままの箇所も少なくなかった。その時は時間までにとりあえず出そう、出せたという事実が欲しいという一心だった。提出後は提出したことでその試験に関わる勉強、勉強しなくちゃという焦りとめんどくささから解放された。そして落ちた。通知書には自分のスコアと解答が載っていて、ミスした箇所が客観的に分かるようになっている。受験者の中でも低い点数である。ハア。

 

私は、受験前〜受験時と結果を手にした今では大きな違いがある。前者の期間は日々炸裂するADHDで毎日身も心もパンパンでヘチョヘチョだった。今はコンサータを服用している。副作用で辛いこともあるが、コンサータによって落ち着きを得ているので、冷静に試験を振り返ることが出来ていると思う。服用以前なら、何で落ちるんだよこのクソ試験二度とやらんわクソボケと思って終わりだ。今なら冷静に結果を受け取り、改善すべき点を分析し再チャレンジしようと思える。どこまでがコンサータの効果かは分からないし、再受験してもまた勉強をサボるかもしれないが、再チャレンジしようと前向きに考えられることが私にとっては珍しいことだ。コンサータ服用前の心身状態で受験したことは、服用後の私からしたら信じられないくらいの偉業だ。それくらい私は自分自身に混乱していたし、コンサータは効いている。

 

不合格に慣れたら辛いと思わなくなるのかもしれないけど、不合格に慣れるまでにめちゃくちゃ傷ついて凹んで無力感に苛まれるのかと思うと慣れたくはないなあ。不合格に向いてない。