かにblog

生理が重いADHD20代の生活

台風19号の時、初めて避難所に行くことを考えた

あの台風19号が来た時、私は人生で初めて避難所に避難するかもと真面目に考えた。

私の暮らす場所は東日本の沿岸部だ。幸い、海に因る被害はなかった。しかし、家は台風15号(ハギビス)の時にも東日本大震災の時にも震災しボロ家だ。大雨が降ると雨漏りで家がビシャビシャになる。貧乏なのでろくに修理していない。家の近くに川や山がないことが救いだった。実際には、避難はしなかった。様々な理由があって最終的に自宅に残ることになった。以下に私がやった事、やらなかった事を備忘のために残しておく。

 

台風がくる前に実際にやったこと

行動

1.防災アプリをダウンロードし、暮らしている地域と近隣の地域を地点登録した。

 

 偏頭痛のため以前から使っているアプリ。低気圧到来に備えて行動したい。

頭痛ーる

頭痛ーる

  • pocke, Inc
  • 天気
  • 無料

NERVもNHKもほとんど同じだけど1つだと心配だったので2つダウンロードした。個人的にはNERVの方が使いやすい。

特務機関NERV防災

特務機関NERV防災

  • Gehirn Inc.
  • 天気
  • 無料

 

NHK ニュース・防災

NHK ニュース・防災

  • NHK (Japan Broadcasting Corporation)
  • ニュース
  • 無料

 

2.暮らしている地域の自治体のホームページでハザードマップを確認した。

3.暮らしている自治体のSNSアカウントをフォローした。(最寄りの避難所の確認、停電状況の確認のため)

4.遠方で暮らす兄弟への連絡(主に注意喚起)

 

家の対策

主に雨漏り対策

  • 雨戸を閉める
  • 雨戸が無い窓に段ボールを貼る(引越し時の段ボールを捨てていなかったので転用)
  • 窓のそばから物を撤去する(以前の大雨で窓から2〜3mはビショ濡れになった)
  • 窓から2〜3m以内の畳に新聞紙を敷く(ほぼ気休め)
  • 窓の隙間に新聞紙を詰める(Twitterで見た。乾いてから新聞が剥がれなくなった)
  • 雨漏りするとわかっている場所に桶を用意する
  • 大事な機械(パソコン、ゲーム機、各種充電器)はビニール袋に入れて棚やテーブルの下など雨漏りしても濡れにくいところに収納
  • 服を4〜5着まとめてビニール袋にいれる(クローゼットを持たず部屋に突っ張り棒を張利、ハンガーで吊るしている。雨漏りで柱の色が移ったため袋に入れた)
  • 水を溜めておく(浴槽、空きペットボトル、大きな鍋、やかん、ポット、水筒)
  • カップ麺を購入

 

持ち出し荷物(リュックとトートバッグに分けた)

メインバッグ:無印良品の背負っている物が軽く感じるリュック

衣類

  • 下着(ブラとキャミソールが一体になっている物とパンツ)3組
  • 着圧ソックス(浮腫みやすく気圧の変化で体調崩しやすいので対策として)1組
  • 手拭い(キャラグッズの手拭い。体も拭けるしすぐ乾くしマスク代わりにもなる)3枚

 

生活用品

風呂に入れない状況を想定し体を清潔に保ち、ちょっとストレス軽減できる物を意識した。好きな匂いとかいつも持ってる物とか。

  • 生理用品(生理クソ重で量も凄いので家にあった昼用・夜用ナプキンとタンポン全部詰めた。避難所では生理用品が不足したり人によってサイズや量など異なるため不便するとネットニュースで見たことがあったため多めに持った)大きめポーチにパンパンに
  • 薬(市販の頭痛薬、ビタミンサプリ、鉄サプリ、ムヒやクロマイ等の塗り薬、医師から処方されている薬全部)巾着袋に全部入れた
  • リップクリーム(乾燥対策)
  • 目薬(乾燥対策)
  • ハンドクリーム、ワセリン(乾燥対策)
  • 体・顔を拭くボディシート(夏に使った汗拭きシートの余り)1袋
  • 脚用の湿布(たくさん歩いた日に貼るあれ。たまたま使いかけがあった)1袋
  • 蒸気で温かくなるアイマスク(貰い物で3袋残っていたので持った)
  • 歯磨きセット
  • 折り畳みコップ

 

文具とか

  • ノートとボールペン(普段から色んなことをメモするので持った。ネット環境でなくても自分のストレスを吐き出すツールを持っていこうと思った)
  • タブレット端末(電子書籍、動画を見て心に余裕を持たせるツールとして)
  • スマホ
  • モバイルバッテリー(フル充電状態)2つ
  • デジタル耳栓(感覚過敏、ストレス対策)
  • ウォークマン(ストレス対策、FMラジオも聴ける)
  • スマホ充電器
  • 懐中電灯(小型の懐中電灯とキンブレ)2つ
  • サングラス(ダイソーで買った眼鏡の上からかけられる物。感覚過敏対策)

 

貴重品

 

 

サブバッグ:A4サイズのマチ無しトートバッグ

  • 靴下3組
  • 着替え(ジャージやスウェットなど緩めの服。寒さ対策として裏起毛の服を選んだ)
  • タオル5〜6本

 

やらなかった事で、やっておけばよかったと思う事

  • スネ毛を剃っておく(避難生活が長引けば衛生面が不安になる。私は超剛毛なので剃っておくといいかもと思った)
  • 紙の本(電気が要らないアナログな娯楽を持ち出し荷物に入れるといいかも)
  • 食べ物(避難所で食べ物が貰えるのは避難所生活が長引いた時だそう。災害時用の食べ物がなくても持っていけそうな物は持ち出しバッグに入れるべき)
  • 電源タップ(避難所ではコンセントが混んで使えないことがあるそう。家にあるなら持つといいかも)
  • Netflixダウンロード(端末にダウンロードしておけばネット環境なくても鑑賞できる)

 

課題

  • 防災無線が聞こえない(暮らしてる場所の問題?自治体のSNSやサイトで放送後に確認してる)
  • ラジオが聞こえない(電波が入らない。暮らしてる地域の中心地まで行かないとラジオは聞こえない)
  • 避難所が遠い(最寄りの避難所が車で30分ほど。私は運転出来ないので両親か近隣の人に頼るしかない。両親は高齢者に差し掛かっているし、足腰に問題を抱えている)

 

色々と用意はしたけれど、避難所が遠いことや家族の健康状態から避難所には行かなかった。何とか家は持ち堪えたけれど、ギリギリまで避難所に行くか迷った。正直、日本の避難所の様子を見ると行きたくないなあと思う。世界的に見ても、結構な災害大国なのに未だに避難所と言えばシート敷いて雑魚寝でプライバシーは守られない性犯罪が起きるなど良くない場所というイメージがある。私は体調を崩しやすいし感覚過敏もある。ストレス下では心身が不安定になる。避難先よりもまだ家の方がマシと思って家に残って取り返しのつかない事態にはなりたくないなあ。各自治体や研究者の努力で避難所の環境改善がされているけどやっぱり国がやらなきゃいけないことだ。スフィア基準をとって欲しいなあ。