コンサータ服用所感
コンサータ服用三日目。プラセボっぽいものも含め、実感した効果と副作用をメモしておく。
まず、コンサータを処方される時に医師、薬剤師から胃が荒れる痛くなるから胃薬も忘れず飲むように指導された。
薬剤師曰く、コンサータ飲み始めの時は気持ち悪くなったり胃が痛くなったりするけど飲み続ければ大体の場合は慣れる、と。
どうしても気持ちが悪くて辛い時は服用を中止して医師に相談するようにと念を押された。
以前に医師からコンサータとストラテラについて自分なりに調べるよう指示され、調べた時のメモを見返すと、コンサータは薬効は比較的早く出るが副作用も強め、ストラテラは薬効は遅めに出るが副作用が軽めらしい。
以下、実感している効果と副作用、副作用への自分なりの対処法
●効果
・頭がシャキッとする
普段絶え間なく頭の中で流れる音楽(特定のメロディがエンドレスリピートして常に大サビ状態)が止まった。自分で流そうとしない限り流れなくなった。
脳内音楽に限らず、頭の中の声(過去に人から言われた嫌な言葉、自分が発して後悔した言葉、テレビで見て面白かったギャグ、スーパーやコンビニ入店時のメロディなど日常耳に勝手に入ってくる・きた音が出ていかずにずっと頭の中で乱反射しまくっている感じ)が止んだ。
正確には止んではいないが、自分で音量調節ができるようになった気がする。
おかげで人から頼まれたタスク(あれ持ってきて、あれのスイッチ消してなど小さいもの)に対する初動が速くなった。今までは指示を最後まで聞いていなかったり、聞いていても全く違う動きをしていた。
まとめると、落ち着きを得られたということになる。
今までの頭の中はクラブかディスコだとすると、人と会話する・指示を受ける時はクラブの喧騒の中で電話をしているような感じ。
ちなみに、静かな空間にいても、頭の中は喧騒だった。
静かな空間にいれば頭の中の喧騒も静まると思うだろう。逆だ。静かな空間にいると小さな物音に耳を澄ませてしまう。
コンサータの効果を感じている時の頭の中は静かなカフェか図書館のよう。人の声も音楽もパソコンのキーボードを打つ音や紙をめくる音やペンで書く音コピー機の音も聞こえるけど煩わしくない。何気ない、日常の音が煩わしくないというのは快適だ。
●副作用
・胃が痛い
とにかく胃が痛い。これが一番強く感じる副作用。処方された通りに胃薬も飲んでいるが胃が痛い。これは胃薬と、体が慣れていくことに期待するほかない。あとは気休めに暖かい飲み物を飲んでいる。
・喉、口の中が乾く
これは水を飲むか耐えるしかない。口の中がすぐ熱くなる。腹はタプタプに水が入っていても喉が乾くので飲む。腹に針刺したら凄い勢いで水が噴出しそう。
・目がギンギンになる
午後に服用すると眠れなくなるから午前中に服用している(医師の指示)が、夜も眠くなるのが遅い。昼食後の気だるさ、眠さは全くなくなったが夜も眠くならないのはちょっと困る。もともと、一日中な〜んかちょっと眠い感じで生活リズムも崩れがちだったので体が薬に慣れていけば自助努力で何とかなりそう。何となく眠いだるいが消えただけでもラッキー。
・食欲が失せる
完全に失せるわけではないが、食べたいと思うことが少なくなった。痩せるチャンス。食べられなくてグッタリとはならない。腹はぐーぐー鳴っているが、気持ち的には全く食べたくないという感じ。変に間食しなくなったので、これも気だるさ軽減になっていると思う。
以上が三日目までの所感。服用前は薬さえ飲めば全てが解決するような気がしていたが、実際には自分の体調以外何の変化もない(当然)。とりあえずライフハックや早起きなどを実践してみようと思う。ADHDは甘え論には反対だけど、周りの“普通”に合わせるには自助努力が必要だ。だけど私は自助努力のための元手が日常で使い果たされていた。無駄が多くて燃費が最悪だった。薬で無駄な消耗が改善されている。この、落ち着いた状態になって初めて、希望的観測のような刹那的なやる気がやれるかもしれない・やろうという気持ちになる。
とりあえず直近の試験勉強をする。